一口馬主、デビューします
競馬は好きだけど、もっと深く楽しみたい!
たじみは高校生の頃から競馬ファンとしてかれこれ7~8年ほど、G1レースを見る程度には嗜んでいた。馬券もたまに気まぐれで買ったりするけど馬券無しでも純粋にスポーツとして楽しめるタイプ。
でも他のスポーツと違ってチームを応援するわけじゃないし、一年もすると主役の競走馬はガラッと入れ変わってしまうのでどうにも熱が入りにくい。どうせ観戦するなら思い入れのある一頭を応援したい。そんな気持ちで一口馬主の世界に飛び込んでみることに。
一口馬主の世界、怖くね?
そもそも僕らが普段見ている中央競馬とは、数多の競争馬の中でも上澄みの才能が競い合う場。未勝利戦や条件戦を勝ち抜かなければ容赦なく引退が待っているわけで、費用を回収できる確率は10%程度とからしい。つまり一口馬主は投資として考えるとかなりリスクが半端なく高い。1年前くらいから一口馬主にはちょっと興味を持っていたが、そんな数万円~数十万円を捨てる覚悟ではやれないなぁと思い、ずっとためらっていた。
趣味として考える一口馬主
基本的に趣味があまり無いたじみとしては趣味にあまりお金をかける習慣がないし、長期間ハマった趣味もあまりない。でも競馬はなんやかんやで7~8年くらい軽くかじる程度ではずっと興味を持ち続けていた。馬券はあまり買わないけど、血統や馬体を眺めるのはなんとなく楽しいと思う(見て何かわかるわけではないが)。そんな自分にとって一口馬主は競馬にもっと強い興味を持ったり競走馬について勉強するきっかけになるんじゃないか?、そう考えた。
いざ、一口馬主へ
一口馬主になるためには知らなければいけないことがいくつもある。 1. 予算 2. クラブ選び 3. 税金関連
予算
一口馬主になるにあたり、色々な種類のお金がかかる。(引用:一口馬主DB)
- クラブ入会費:相場は2万円前後。これは最初だけかかる費用なのでとりあえずあまり気にしない。
- 出資金:馬の代金。クラブや馬によってさまざまだが、たじみが色々見て回った感じだと1口あたり5万円(400口)~数十万円(40口)程度か?
- クラブ月会費:相場は3000円前後。出資頭数等に関わらずクラブごとにかかる。
- 馬維持費用(月):大体50万円/口数くらいらしい。
- 馬保険料(年):募集価格の3%程度がかかるらしい。仮に募集価格が一口5万円とすれば、5万円*3%=1,500円/年。まぁ無視できる。
ここまで調べて分かったことがいくつかある。
- 出資金の幅があまりにも広い。自分の予算に合ったクラブを選ばないと満足に馬を選べない。
- クラブ月会費が出資頭数に限らないということ。これはつまり一つのクラブで多くの馬に出資したほうが月会費が事実上お得になるということ。また、入会費もクラブごとにかかるので一つのクラブに絞ったほうがコスパがいい。
- 馬維持費用がクラブ(というか口数)によってかなり振れ幅があること。400口のクラブなら維持費用は50万円/400 = 1,250円/月だが、40口のクラブだとその10倍で12,500円/月となる。
一方でたじみの予算はどの程度だろうか。当歳馬が4歳まで走るかどうかとして2~3年くらい楽しめるなら、軽く見積もって30万くらいなら試しで出せるかな?ただ、1頭に全力投球して全く走らずにすぐに引退してしまったら目も当てられない。30万円で2~3頭出資できれば理想かなといったところ。
クラブ選び
選ぶ馬のプールに直結するのでここが一番大事。クラブにもいくつか特徴がある。
- 口数:口数が少ないとそれだけ出資金が高くなる。もちろんリターンも大きいけど。
- クラブタイプ:自家生産馬で募集する「牧場系」とセリで購入した馬で募集する「バイヤー系」がある。特性上バイヤー系のクラブは出資金がちょっと割高になる。
- 募集馬数:馬の数が多ければ多いほど選ぶ楽しみが増える。
- 人気:人気のあるクラブはもちろん成績がいいわけだが、その分出資の際の競争も激しい。出資したい馬に出資できないことも多々あるとか。
たじみにとって好都合なクラブはこれ↓。ついでに言えば入会費も安いほうが嬉しい。(お試しなので)
- 口数:500口前後のところ。40口は手を出せない。
- クラブタイプ:特にこだわりはない。でもバイヤー系の方が血統の選択肢が多そう?
- 募集馬数:多いほどうれしい。
- 人気:自分が出資したいと思った馬にある程度ちゃんと出資できるくらいの人気で、そこそこ成績が良さそうなところ。
そんな感じでたじみが決めたのは「東京サラブレッドクラブ」。ノーザンファームの馬も多くて信頼できそう。
税金関連
色々調べたが、法人化しないと損益通算ができないこと、確定申告はクラブから送られてくる書類通りに入力すればいいこと、出資金そのものは経費にならないこと、くらいは分かった。正直たぶんあまり気にすることはない。
いざ、馬選び
若干時期が遅れてるので人気馬はもう満口になっている。流行りの血統や手ごろ感のある馬は大体埋まっている。が、実際に走るかどうかは人気とはあまり関係ないのは有名な話。あまり逃げ腰にならずに馬を眺めてみる。
出資頭数は2頭を予定。1頭は手堅そうな馬、もう1頭はロマン寄りな馬で探す。
手堅そうな馬
ディエンティ20 に目を付けた。同血統であるレッドカムイがデビュー戦に勝てていること、馬体が大きいこと、生産がノーザンファームであることから安定感はあるかなと。木村哲也調教師は調べたところ出走数は少ないが勝ち上がり率は高いとのことで、ケガなく長く頑張れる馬になってくれればといったところ。
ロマン寄りな馬
ハロウィンデイズ20 に目を付けた。そもそもたじみが競馬にはまったきっかけはオルフェーヴル。遅生まれやサンデーサイレンスの3x3とちょっと血量が濃いことは気になるが、父を思い出すような綺麗な栗毛に惹かれた。オルフェーヴル産駒のサンデーサイレンスの3x3とは気性がかなり荒そうな予感もするが、それもまた楽しみの一つということで。
ちなみにエクセレントデザイン20もちょっと気になったが、初仔ということでやめることに。
予定出費
- クラブ入会費:11,000円
- 出資金:170,000円
- 保険料:170,000円*3% = 5,100円/年
- 維持費:500,000円/400口 *2頭 =2,500円/月
- クラブ月会費: 3,080円/月
3歳の終わりまで走ってくれたとして30万円ちょっと。まぁ想定通りかな?4歳以降まで走ってくれる場合は出走手当やらなんやらで多少ペイできるはずなので気にしない。
申し込み完了!!
申し込みが通るのかどうか、出資申請が通るかどうかは次回の記事で!!